水琴窟の"水音"を訪ねる旅(7)愛知県常滑市 やきもの散歩道
Posted on 2014.10.17(Category:全国水琴窟情報局)
水琴窟を訪ね歩いて第7回です。
6回と7回で結構間が空いてしまいました。行った日は同じなんですが。
こつこつ続けていきたいと思っています。
目指すは前回も言いましたが50ケ所の水琴窟探訪です。
それでは、水琴窟探訪記第七回スタート!!
【行った日 平成26年9月6日】
市役所の受付のお姉ちゃんにやきもの散歩道にも水琴窟があると聞いて
そのスタート地点の陶磁器会館に行きました。
行った日は9月6日です。
本日(10月17日)は信楽では毛布を出して夜寝ていますが当日はとても暑かったです。
しかしそんな暑い日にも関わらずお客さんは一杯です。
私も『信楽窯元散策路』という団体に入ってイベント等をやらせてもらっているのですが
ちょっと差があります。(散策路の方すんません。正直にそう感じました)
常滑の方は完全に観光地化されています。
ゆっくり回ったらそら楽しいだろうなと思います。焼物ファンタジーにしっかりなっています。
こんな煙突がファンタジー感を醸し出します。
観光のお客さんキャーキャー言って写真撮っていました。
世は陶芸ブームです。
坂道が多く距離も長いので全身汗だくです。
涼しくなったら是非ゆっくりと味わいながら回りたいと思いました。
しかし当日の目的は水琴窟探訪です。
それのみをターゲットに散歩道を回ります。
途中こんな方もお見かけしました。
明らかに出身うちの方じゃないのかと思います。
(しかし釉薬の感じから常滑で作った物かもしれません。信楽とは釉薬の印象が少し違います)
まず、とこなめ散歩道第一の水琴窟スポットはここです。
「廻船問屋瀧田家」さんです。
常滑は海上物流で栄えた街でもあります。
入場料払って中に入ると立派な水琴窟が・・・。
夢中になって写真撮ってると只の井戸でした。
水琴窟にしては珍しいと思っていましたら見たままでした。
改めまして
此方が瀧田家さんの水琴窟です。
石が重厚です。
陶カエルが可愛らしいです。
底の穴から音を聴くタイプです。
これだけ水琴窟を回っていると大まかなタイプに分かれているという事が解って来ました。
この瀧田家さんはこんな重厚な作りになっていますが個人で音を楽しむタイプです。
「パーソナルタイプ」です。
周りにも水音が聴こえる事は聴こえるのですが筒でしっかり聴くのがお勧めです。
とても涼しげです。
さて、やきもの散歩道二つ目の水琴窟は
「登窯広場」にあります。
広場にはもちろんモニュメントがあります。
このモニュメントを見て10年前信楽窯業技術試験場の研修生だった頃
研修旅行で来た事を思い出しました。
やっぱりド派手な物は作っておくべきです。
当日回っている間全く思い出しませんでした。
脳が心配です。
これです。
「登窯広場」の水琴窟です。可愛らしいです。
全く目立たせ様とする気配を感じさせません。
このボタンを押したら水が出てくる仕組みです。
こんな感じでチョロチョロっと出て来ます。
なんとも控えめな水琴窟です。
この水を掛けると水琴窟の音がして来ます。
澄んだ綺麗な音でした。
やっぱり子供達には水琴窟は人気です。
聴いているギャラリーの半分は子供さんです。
この日は一日に3つの水琴窟を回りました。
そのうち二つは陶器とは関係のないガチの水琴窟でした。
常滑焼関係ないやん・・・。
まだまだ水琴窟を訪ねて行きたいと思います。
それでは次回予告です。
地元甲賀市水口の『大池寺』を訪れました。
同じ市内の水琴窟を聴きに行って来ました。
わが母校(高校)のすぐ近くです。
まず大仏に驚かせられます。そして水琴窟にも驚きの製作に関するお話がありました。
それでは皆様次回をお楽しみに。
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