急須を社長と作る

急須を作っています。

一人でも作れるのですが
〆切日に間に合わない場合もあります。
そんな時は分業作業で社長と作ります。
社長とは父です。

今日は一日中親父と二人で
作ってました。
会話は2回位したな。
そりゃあもう喋る事も無い。
2人黙々と作ります。
明日もするみたいです。

二人で黙々と急須を作ります。

過ぎ去りし時間を
取り返す事は出来ません。
出来る事は今を精一杯生きる事です。

時間は何をしても戻りません。
時間は巻き戻せません。
ただ一生懸命急須を作る事です。
これが二人で作ってると
結構な数が出来る。

不思議な物で単純に倍じゃない。
倍以上出来る。
だから明日も二人で作ると思います。
ひょっとしたらパートさん来るかも。

分業の流れ作業なので
どっちか片方が手離す事が
出来ないんです。
片方に仕上げが溜まっちゃう。
これ両方とも気を使うんですわ。
電話とか出るのが気を使う。
まあ、出ますけどね。

しんしんと寒い日に親子で
急須を作る信楽焼窯元。
演歌みたいですね。


・・・デブ（子）とハゲ（父）やけど。


【大器の器Ch】