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暗い工場で急須の話をします。
Posted on 2018.10.10(Category:日々の制作のこと)
夕方なので光量不足。
純朴暗い工場に生息する
陶芸家の奥田大器です。
暗くてジメジメした場所に
奥田大器は生息しています。
そんな工場で急須(1合)を作っています。
1合急須ですから小さいです。
細かいです。
"取っ手"と"口"。
どんな急須もこの二つを
胴体に付ける工程が難しいです。
圧力を弱く付けると
乾燥途中で切れます。
乾燥を乗り切っても
素焼きで切れます。
圧力を強くしたら胴体が凹みます。
難儀です。
"いい加減"の圧力を探して
押して付けます。
胴体、取っ手、口、
この三位の土の乾燥具合によっても
なんかその都度微妙に違います。
細かい作業ですので時間が掛ります。
一つ一つ時間が掛ります。
一日ず~っとやってます。
流れて来るレイディオ。
周りを飛ぶ蚊。
時間は流れて行きます。
暗い工場からは以上です。
本日はサヨウナラ。
【大器の器Ch】第329話
暗い工場で急須の話
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