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急須を干す。日陰干しだ。
Posted on 2018.08.22(Category:日々の制作のこと)
急須を干しています。
純朴干物陶芸家の奥田大器です。
陶器も干します。
急須はなかなか複雑な形をしています。
突端が結構あります。
ですので直射日光にさらすと
ひびが入ったりします。
冬なら大丈夫なんですが
(その代り凍ったりする)
夏はきついです。
今日なんか暑かった。
昼から日差しも強かった。
ですので日陰干しです。
日陰だとちょうどいい。
太陽は偉大です。力が強い。
どうですかこの逆行。
写真を撮っている側から
日光が入って来ています。
ここまで白飛びする。
夏はエネルギーが凄い。
溢れています。生命力に溢れています。
暑過ぎてその生命が危機です。
急須には持ち手、注ぎ口という
"先端"があります。
こんな尖った箇所は
粘土には一番危ないです。
乾燥の進み方を
気を付けなければいけません。
すぐ剥がれて折れます。
粘土は先端が異常に乾きます。
なんであんなに乾くのでしょう。
真っ白になってきます。
夏なので一日置いといたら
全体が白いです。
油断したらひび割れます。
細工や削りもちょっと油断したら
硬くなって出来なくなります。
冬だとこれが乾きません。
しかも夜は凍てを防ぐ為に
湿り気のある暗い部屋に入れます。
ですのでさらに乾きません。
毛布も掛けなくてはいけません。
どっちの季節も一長一短があります。
どんな出来事もそうですね、
光も有れば影も有る。
今日は急須の日陰干し。
【大器の器Ch】第305話
急須を干す
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