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‟恐竜・怪鳥の伝説"という伝説の映画・・・。
Posted on 2017.03.11(Category:奥田大器は語りたい)
君は怪鳥を見たか!!
純朴伝説陶芸家の
奥田大器です。
久々の怪獣映画の回です。
見たい人だけ見て下さい。
今回はこれ!!
『恐竜・怪鳥の伝説』
出た!!待ってました!!
同時上映は「ドカベン」。
このドカベンもすげ~映画なんですが。
いや~、正直よく解らない映画なんです。
怪獣映画史的には完全な伝説です。
むか~し昔、東映がぶっ飛んだ
怪獣映画を作った事があるらしいと
伝承されて来た映画です。
ついこの間偶然にも観る機会に
恵まれました。
ついに拝む事が出来ると
ご拝謁させて頂きました。
もう・・・、
すごい。
解説なんてバカらしい。
解説するなんて野暮な映画です。
怪獣映画では無いです。
公開年は1977年。ジョーズですね。
元ネタはジョーズです。
だから人がパカパカ食べられます。
体がたくさんちぎれます。
その造形がもうそれだけで芸術。
その造形は非常に素晴らしい。
しかし肝心要の
恐竜と怪鳥の造形が・・・。
ある意味伝説です。
どうしてこうなった?
もうちょっとやる気だせよ。
映画の話の流れで
恐竜のハリボテでいたずらを仕掛ける
件があります。
そのハリボテと劇中の恐竜の差が無い。
頭がクラクラしてきます。
もう何を観てるのか
訳が分からなくなってきます。
そうと思えばグロい馬の惨殺体の
造形物が妙に迫力あったり。
いいです。
映画のうさん臭さが全快です。
非常に味わい深い映画です。
怪獣映画史の特異点です。
当時の東映の迷走ぶりが
飛んでもない映画を
世に放ってしまいました。
映画なんて見世物小屋だと
いい意味でも悪い意味でも
開き直っている感じが
最高にアバンギャルドです。
恐竜・怪鳥最高!!
僕この「恐竜・怪鳥」の
脚本家、大津一郎先生の
授業を大学の時受けていました。
わて大阪芸術大学の映像学科出身です。
卒製は「僕の大冒険」というアニメを作りました。
一人で2週間で作りました。
担当教授に「まだ時間あるからやり直したら?」
と言われたこれも伝説が残っています。
話し戻します。
その大津先生曰く、
「当時怪獣映画が流行ってて
東映の上層部から一本作れと言われて急遽作った。
最初は鹿児島の池田湖のイッシーを
モチーフに池田湖が舞台で企画していた。」
どうです、怪鳥ファンには堪らない
裏話が聞けました。
そして最後に、
「正直、失敗したね。」
と呟かれました。
先生、そんな事ないですよ!!
俺大好きです。
「恐竜・怪鳥~」大好きです!!
今改めて伝えたい。
テーマソングはかっこいいですよ。
正直怪獣映画が始まるとは思えない。
何故怪獣映画であの音楽・・・。
またソ連で大ヒットしたらしいです。
観客動員4000万人以上の大ヒット!!
「君の名は。」より入ってますよ!!
何故ソ連?
よっぽど娯楽が無かったに違いない・・・。
訳の分からない事ばかりです。
そして皆さん、
最後にとても悲しいお知らせです。
絶対どこのレンタルビデオ屋にも置いてない!!
俺は西暦2000年頃、
浜大津アーカスに入っていた
TSUTAYAでVHSを見た事がある。
今思えば無理にでも買っとけば良かった・・・。
(Amazonはこちら)
大津先生、
もう一度言います。
僕はこの映画大好きです!!
・次の特撮ネタ、
『大怪獣バラン』はこちら。
・前回の特撮ネタ、
『モスラ』はこちら。