水琴窟の”水音”を訪ねる旅、
第三回は京都の東山にある『東山浄苑』です。それではスタート。
東山浄苑です。いわゆる納骨堂です。
お墓ですね。
やはりご先祖様、神様、仏様をお祭りする場所に水琴窟はよく設置されています。
また行った当日が8月15日でした。
お盆の真最中です。東山浄苑でも盂蘭盆会が行われていて
ご先祖様の御供養に訪れる方々で一杯でした。
余談ですが8月15日は終戦記念日です。
昭和20年の当日のお昼から昭和天皇の玉音放送(終戦の詔)
があったわけです。
日本はお盆の真最中にポツダム宣言を受諾した分けです。
その玉音放送というのは前日に収録されました。
そして15日にNHKで全国放送するというのは当日まで
世間一般に発表は無かったわけです。
その玉音放送の時間帯に
本来のNHKの放送には京都からの盂蘭盆中継が予定されていました。
当日のラジオ欄に記載されてるそうです。
沢山の戦没の御霊が帰って来るであろう
盂蘭盆の時期に終戦(敗戦)を受諾・・・色々考えさせられます。
閑話休題
上の写真はご先祖様の供養を願うであろう灯篭です。
この灯篭が飾られている六角堂の前に水琴窟があります。
こちらです。
立派な石に、しっかりとした造りです。
左右二つ聴く場所があります。
こちらが説明の看板です。
『響流庭』良い名前です。
やはり水琴窟は人気があります。
色んな所を訪ねて意外に思うのは
子供にとても受けがいいという点です。
写真はちょっと寂しい感じですが
この後も家族連れのお子さん達が列をなして
水をぶっかけていました。
音がするとキャーキャー喜びます。
この小石が引かれている場所に
水を落とすと水琴窟の音色が響いてくる様になっています。
沢山のご先祖様の供養に来られたご家族が
皆で水琴窟の水音に耳を傾けておられます。
こんなシチュエーションで
音を聴いて貰える水琴窟はとても幸せ物だと思います。
僕が作る陶製の水琴窟もこうやって沢山の人の
“心”に関係するシーンで聴いて貰える様にしていきたいです。
そんな時に選んで頂ける水琴窟を作らなければいけません。
やっぱり皆さん目に留まるとほぼ100%の確率で水音を聴きに来ます。
水琴窟のキラーコンテンツ(?)ぶりは半端ありません。
今回の水琴窟の”水音”を訪ねる旅は
水琴窟の集人する力を改めて勉強させて貰いました。
そして”心”の装置であるという事も改めて確認しました。
なんて事ない”水音”なんですが
その”水音”に沢山の意味が込められている。
そして聴く人達はしっかりと
その意味を感じているという事だと思います。
そういう商品を作っているんだとしっかりと
自覚しなければいけません。
これから心にそれを留めて製作したいと思います。
さて次回の『水琴窟の”水音”を訪ねる旅』は
奈良県は葛城の當麻寺西南院です。
もう看板で水禁窟って出しちゃってます。
すごいです。素晴らしいです。しかも同じ庭園に二つあります。
是非お楽しみに。
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