“10.8”にまつわる壮大な”小話”

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僕はプロ野球が大好きです。
プロ野球ニュースを観て寝るのが
ルーティーンになっています。
今年もリーグ戦が終わりますね。
さあCSだ。ポストシーズンだ。
ああ水琴窟で球団持ちてえ…

そんな日本プロ野球界にCSなんか
かけらも無かった94年の”10.8“を憶えていますか。
詳しい説明はリンクしているWikiを見て下さい。
あの熱い秋、
25年前のセ・リーグ優勝決定最終戦です。

ゴジラ松井が今の村上と
同じ高卒2年目のシーズン。
中日と巨人、
勝った方が優勝という両チーム極限状態。
試合前日の夜、名古屋の宿舎のホテルで
長嶋監督は自室のスイートルームに
桑田を呼び出します。

長嶋「桑田、明日は痺れる場面で行くぞ!」
桑田「監督、痺れる場面とはどんな状況でしょう?」
長嶋「痺れる場面は痺れる場面だよ!」

具体的な起用方法を教えて欲しい
球界一の頭脳派投手桑田と
情感溢れる”阿吽の呼吸”を
選手に求める長嶋カンピューター。
二人の間にはしばし沈黙が流れたといいます。
その時スイートルームの電話が鳴ったそうです。

長嶋「もしもし…あっケンちゃん、
俺達はやるよ、必ず勝つよケンちゃん。」
電話を切る長嶋監督。
長嶋「桑田、ケンちゃんだよ、
ケンちゃんからの電話だよ、分かるだろ?」
世紀の一戦の前夜に思わぬケンちゃんクイズ。
悩む桑田。
球界随一の理論派が捻りだ出した答えは、
桑田「志村…けんさんですか?」

長嶋「ケンちゃんと言ったら”高倉の健ちゃん”だよ!」

この会話を最後に桑田は
長嶋監督のスイートルームを後にしたそうです。

ここまでは有名な話。
色んな媒体で語られています。
ネタにもされています。
僕この話大好きなんですよ。
二人(長嶋と桑田)のキャラクターが
全て集約されていてその上究極の緊張と緩和。

10.8という日本中が緊張の渦の中、
その渦の中心でこんな素っ頓狂な
“前日ミーティング”が行われていた。
何とも味わい深い話です。
いや、もう作品です。
スポーツって得てしてこういう事あるんですよ。

しかしまだその話の続きがあったそうなんです。
今日、僕のFBに流れて来ました。
あの話にはもう一人登場人物がいたんです!

その事をYoutubeで話しています。
是非ご視聴を。

【大器の器Ch】第407話
“10.8”にまつわる壮大な小話

〈参考文献〉
10.8巨人vs中日史上最高の決戦
文春文庫 鷲田康

「伝説の10.8決戦」
前夜、長嶋監督と桑田真澄の
とんでもない会話内容とは?
【プロ野球世紀末ブルース】
http://exci.to/2lSuKYw

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