陶器屋なんで窯詰します。
どうも窯詰める陶芸家の奥田大器です。
うちにはこの窯詰の”詰め”の
プロフェッショナルがいます。
Aさんとしましょう。
この詰める作業はめちゃくちゃ難しいんです。
窯に入れる陶器の高さ、直径、数、全てバラバラです。
まさに一期一会。
その窯詰めは二度と戻ってこない。
そしてうちの窯は結構デカい。
昔の大物陶器が中心の時代の名残です。
詰める量がある程度貯まらないと火を入れらえない。
スカスカで火を入れると温度の変化が不安定。
そうなると微妙に焼き上がりが変わります。
そして燃料も無駄。
ですので窯の中がある程度満パンに
なる様に組んでいく必要があります。
Aさんめっちゃ上手い事組む。
すごいよ。アートよ。もうアート。
大問題がこのAさんがいなくなったらどうするん?
いや、俺が組まなければならないんやけど。
どうしよう・・・自信がない。
まあ、頑張りますわ。
最近窯詰してないんですよ。
機械ロクロで押してばっかり。
人員配置の関係ですわ。工場は配置が大事。
機械ロクロの手が減ったんで
僕がそっちにいっています。
・・・Aさん全部するけど。すごいよAさん。
しかし安定大丈夫?
いや、大丈夫なんだよこれ。
こんなんへっちゃら。
こんなアクロバティックにどんどん
窯を組んでいきます。
怖いいんですがこれが大丈夫。
自身の重みでガチっと固まります。
でもこれ棚板とか
それこそ載せる陶器商品の癖によって
なんか色々微調整してやる。
微調整・・・どうするんやろ。
【大器の器Ch】
窯詰の様子
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