陶芸家は粘土が
無くなったらタダの人。
考えるべきだと思う陶芸家の
奥田大器です。
太陽光パネルに覆われていますが
15年前位には
この山から信楽焼の”陶土原料”が
採掘されていました。
20年位前の街ブラTV番組
「なにわ友あれ赤井英和」(MBS)で
信楽に赤井英和と釘田修吉が来た時の
オープニングはここで土を取っている
職人さんとの絡みでした。
信楽地域には今も大量の
陶土原料が埋蔵されています。
量が問題では無く、
採掘する人、企業の減少が問題です。
この太陽光パネルの下には
まだ陶土は沢山あるそうです。
しかし掘って粘土にするより
太陽光パネルの売電の方が
お金になります。
これは経済の問題です。
経済原理によって信楽では
土が手に入らなくなる。
そんな未来が訪れるかも知れません。
10年後は大丈夫でしょう・・・、
20年後も大丈夫か・・・、
30年後は、40年後は・・・。
昔は採掘しつくして土が
無くなると言われていました。
現実は利益が出ないという理由で
土が無くなるかも知れません。
未来の事は誰も解りません。
だからこそ信楽焼業界として
皆で考えるべきです。
40年後は日本が
どうなってるかも解りませんが。
残念ですが一つも明るい
展望が無いのですから、
尚更に考えなければいけないと思います。
何かいい方法はありませんかね・・・。
【大器の器Ch】第366話
粘土の事を皆で考えよう。
コメント