僕は水琴窟の水音を
簡易で、簡単に、手軽に
楽しめる様にと”陶琴”を作っています。
信楽焼の窯元として
陶器の特性を活かして
水音を水琴窟として響かせられる。
そう考えて作っています。
水琴窟って見本になる様な
歴史ある伝統的な水琴窟みたいな
実物って無いんですよ。
多分存在しない。
これ調べて解って来ました。
水琴窟って謎が多い。
誰が、何の目的で、何時から作り始めたとか
よく解ってないんです。
諸説はある。でもどれも確証は無い。
だから本家水琴窟とか、
水琴窟製作の宗家とか、
古来から水琴窟作ってる職人とか
いないんです。
各地に有る水琴窟の実物にしても
別に何百年前からずっとあるとかないんです。
ほぼ全部独自に施工する人や業者が
最近作った物ばかりなんです。
(ここで”ほぼ”と言ったのは
全部確認した訳では無い。
もしかしたらあるかも知れない。)
水琴窟って地中に甕を埋めるので
長い間使ってたら甕の中に
土や石粒が溜まって来て
水音があまり響かなくなるんです。
だから本当の美しい水琴窟の
反響する水音って実際は簡単に聴けない。
出来上がって直ぐとか。
それこそ竹筒で耳を澄まして
集中して聴くとかになるんです。
藤田美術館所蔵の窯変天目茶碗みたいな物が
水琴窟の世界で有る訳では無い。
お手本にする歴史的、文化的”実物”が
存在して無いんです。
という事は、
水琴窟の本当の”水音”とは何なのか?
作る自分が想像して作らないと駄目なんです。
なかなかこれが
精神的に疲れる箇所です。
【大器の器Ch】第344話
水琴窟の水はこうやって片付けて。
【ファンタスティックフェステイバル詳細】
■正式開催名称
ファンタスティックフェステイバルの逆襲
■イベント開催日時・場所————
開催日時:
2018年11月24日(土)~11月25日(日)
全日 9:00 ~17:30
開催場所:
㈱壺八 「大器の器」ギャラリー内
〒529-1851
滋賀県甲賀市信楽町長野1330-2
電話番号:
0748-82-0186
■参加費・入場料————
無料
■イベント概要————
陶器で製作した戦車や戦艦の展示・販売・
スマホ個室・無料VR体験。
■参加作家情報————
〇谷 陶択(DT窯
ワンダーフェスティバル2018冬に
全て陶器で製作された
ロボット「スティールメイト」で
参加した注目の信楽焼陶芸作家。
リアルロボット系の作品を多く製作している。
サン〇イズ、特にボト〇ズの話が分かる方、
熱く語り合いましょう。
〇フレイル(ミリタリー陶芸家
Twitter:https://twitter.com/fiail
テレビ朝日系ABC放送
「 雨上がりの 『Aさんの話』
~事情通に聞きました!~」
にて特集されたミリタリー信楽焼陶芸家。
実在する戦車や戦艦を製作している。
1930年から50年あたりまでの
戦車や戦艦が好きな人、お待ちしてます!
〇三尾 昌賢(谷寛利十郎窯
爬虫類が好きすぎて爬虫類のための
水槽や水槽用小物を陶器で製作している。
爬虫類のためだけを考えて
日夜陶芸に励んでいる。
爬虫類仲間募集中!
・・・あんまり根詰めるなよ。
三尾君のやりたい事やってくれ。
爬虫類はこの時期は冬眠中らしい!
どうするファンフェス。
〇NAKANISHI林業BOY
林業業界から参加するクールガイ。
普段は山の中に入って木を切る心優しき山男。
ゲームの知識と好きを生かし”VR”体験を
ファンフェスでプロデュース。
出来るだけ予算をかけずにプロデュース。
・・・いや、今年は本気だ。
俺話聞いたもん。今年は”予算”を掛けていやがる。
ここでは詳しく言えないがVRを極めよう。
〇奥田 大器(DT窯
このイベントの主催者&場所の人。
東宝特撮と円谷プロダクションを
心から愛する古い時代のオタク。
陶器窯元ながら手先があんまり器用ではなく
造形が出来る若い奴らと友達になりたくて
ファンタスティックフェスティバルを思いつく。
「日本沈没」の話が出来る人待ってます。
〇稲田 臣治(楽稲園
今年から参戦する窯元の人。
一番真面目だと思っていたが
話を聞いたりやってみたい事をヒアリングしたら
一番ふざけてやがった。何やねん”スマホ個室”て。
そして楽焼という真面目なもんも企画するんや。
もう好きにして。
〇濱中 宣秀(陶仙
ついにガチの陶芸作家。
ファニーな物から緻密な物まで。
技術が凄い。そんな物まで作れるんですか?
と驚いています。あれは凄い。
そして外見はガチの人…ガチの人。
心優しきHAMANAKAが
ファンフェスに旋風を巻き起こす。
…一体何をするんですか?
某人気うどん店で陶器屋の名参謀が参加決定。
“幻想絵画師”、”髑髏”が
晩秋の信楽を震撼させる。
・・・もうやりたい事やって。
信楽初ちゃう。
■イベントの想い————
“ファンタスティックフェスティバル”
信楽で、信楽焼業界で、オタクの祭典をしたい。
ワンフェスに参加した私は強く思いました。
幕張で体験したあの開放感。
好きな物だけに没頭できる至福な空間。
“好き”しか存在しないあのマインド。
俺もやってみたい。そこから始まりました。
取り合えずこの18年の秋です。
2回目です。
2回目を何とか迎える事が出来ると思う。
昨年は市議選と総選挙と台風でえらい目に遭った。
今年は・・・
11月24~25の二日間やります。
参加人は谷陶択、三尾昌賢、
フレイル、中西林業ボーイ、
稲田臣治、濱中宣秀、吉次弘
この7人と俺(奥田大器)でオタクな陶器で
開放感をもたらしたいと思います。
…3人増えた。
ファンタスティックフェスティバルって
こんな催しです。
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