土を練る機械、土練機。
純朴練って練って練りまくる
陶芸家の奥田大器です。
本日も陶芸家ブログが始まりました。
陶器屋の基本中の基本は土練。
土練機で土を使い易く調整するのが土練です。
昔は全部手で練っていました。
技術が進んでいる時代に陶器屋で良かった。
まあ、今でも手で練る場合はあります。
夏場だと顔が汗の滝になります。
これが大元の粘土です。
土の業者さんから買ってきた時の状態です。
ここから成型に使い易いように土を調整する訳です。
これが土練機です。厳つい機械感。
こびりついた油が稼働してきた年月を物語ります。
音と煙が凄いです。
窓を開けるのを忘れると煙が凄いです。
うちの機械こんなんばっかり。
この土練機は真空土練機です。
土練中に空気を抜きます。
このチューブから強制的に空気を抜いていきます。
何故空気を抜くのか?
空気が入っていたら土が折れます。
土が折れるという事はヒビが入っているという事です。
パラパラになります。
これだと各種成型がやりにくい。
細かい成型なんかは出来なくなります。
ですから物凄い煙を出してモーター動かして空気を抜きます。
ここから土が出て来ます。
それでは本日はサイナラ。
【大器の器Ch】第223話
丸太の様な土を練る。
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