扇風機というか工場扇。
純朴羽が回る陶芸家の奥田大器です。
寒いね。急に寒いね。
昨日はTシャツ短パンで仕事してたんですよ。
まあ、ちょっと寒かったですけど。
それが何ですか今日、めっちゃ寒い。
シベリアの空気が入って来てるみたいですよ。
遠い所からご苦労さん。
急に気温が下がったものですから
石膏型から土が抜けません。
茶碗です。
赤い土です。赤土です。
鉄分が多く含まれるから赤いんです。
この土は只でさえ石膏型から抜けません。
今日みたいな低温で雨の日なんかだと
さらに抜けません。
だから両サイドから扇風機です。
工場扇2台出動です。
このクソ寒いなか扇風機で
俺の仕事場さらに寒い。
「暑い寒いはしょうがない。」
陶器屋業界ではそう言われます。
・・・しょうがない事あるか~い!
なんかこの言葉で全て片付けられるんですよ。
いやいやしょうがない事あるかいですよ。
なんとかせえよ。
快適な労働環境を築こうよ。
37才だから俺が築かなあかんのか・・・。
取り敢えずネックウォーマーを装着しました。
寒い時はネックウォーマーから始めよう。
暑い時はTシャツになろう。
一日でTシャツからネックウォーマーですよ。
風邪ひくわ。
この黒い土はよく抜けます。
石膏型との相性がいい。
でも直ぐに乾きます。
硬くなるという事です。
ですのでこうやって
カンカンに入れます。
急激な乾燥を防ぎます。
溜って来たなカンカン。
業務連絡、
社長、あんたが仕上げる皿も溜ってまっせ。
【大器の器Ch】第219話
扇風機唸る陶器工場
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