漆黒の”ひぶくろ”

真っ暗な穴。
純朴穴野郎陶芸家の
奥田大器です。

うちの工場の奥には”穴”があります。
漆黒の穴です。
“ひぶくろ”と言います。
多分信楽だと共通の言葉だと思う。
ちょこちょこ聞くもん。

この中は湿度、温度が一定です。
夏は涼しく冬は暖かい。
陶器の乾燥を防ぐ為に入れます。
今日は寒かったですが
これから暖かく乾燥する時期になります。
油断するとあっという間に乾きます。
乾きすぎると土の組立てが出来ません。

乾燥しすぎない、
かと言って水分が多すぎない。
ちょうど良い乾き具合で
仕上げをしていきます。

この写真の急須なんかは
乾き具合を見て組立ていきます。

ある意味乾燥との勝負です。
気候との駆け引きです。
湿度との読み合いです。

ああ、今思うとひぶくろの中
写真に撮って載せればよかった。
暗いんでよく解りませんが
いつかブログに載せたいと思います。

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【大器の器Ch】再放送
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