“しった”と言います。超重要な物です。

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大きさ色々。
純朴削ってる陶芸家の
奥田大器です。

今日は湯呑を削ってました。
削りづいてます。
そんな削り作業に絶対必要な物が
この”しった”です。
漢字は解りません。

湯呑やフリーカップ、
茶碗や抹茶碗、コーヒーカップ等々、
色々な口径の大きさ、
深さが違う商品があります。

それぞれに合うように
作られています。
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これが今日削った湯呑用。
これに湯呑を被せて削っていきます。
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こんな感じで
ロクロに着けます。
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それに湯呑を被せます。
これを指で固定して、
鉋で削って形を出します。

沢山形があるんで
“しった”たまに
見つからない事があります。

あせります。
なんにも仕事になりません。
大抵、最初に捜していた所にあります。
今日はすんなり見つかりました。
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これだけ削りました。
爽快です。
しかし、まだ同じ数位残ってます。
でも明日は違う事します。
本日はさようなら。

【※第6回、先週見た映画のコーナー!!】
最近毎週末に映画館に行ってます。
映像学科出身ですから。
今度観る映画の参考にして下さい。

・観た映画
64 ‐ロクヨン‐前編
☆4.5(最高5)
・感想
横山秀夫の圧倒的原作の作品です。
その原作小説に真摯に忠実に作られています。

前後編に分かれている邦画が多いですが
この作品はその利点を見事に活かしています。
小説の細かい所まで丁寧に描写されています。
それでいて単にダラダラ描写している
だけではありません。
見事なサスペンス!!
後編早く観て~。

NHKのドラマも滅茶苦茶良かったのですが
この映画版もそれに全くひけをとってません。
原作小説120点、
テレビドラマ115点、
映画110点、
全部100点越えの奇跡的な作品です。

タイトル部分で誘拐された幼女が
殺害されて車のトランクから発見される
シーンがあります。
それをかなりしっかり描写しています。
幼女がどういった状態で
トランクに遺棄されていたか。
ちゃんと見せています。

これはこの公開規模の映画では
かなり珍しいです。
ここからも製作者側の
おためごかしではこの”物語”を
作らないぞという姿勢を感じます。

見せるべきものは見せて、
テーマを観客にしっかる伝えるんだと
いう意思表示だと思います。
真摯です。
作り手の覚悟がビンビン伝わります。

ドラマ版は主人公ピエール瀧なんです。
映画版は佐藤浩市です。
この原作は、
主人公が自分の顔の美醜に対して
色々な葛藤があってそれが物語の
重要なポイントになっていくんです。

これがピエール瀧だと物凄い
納得感が出てるんです。
ピエール瀧のパブリックイメージって
“男前”では無いですやん。
“厳つい顔””個性派”ですやん。

そこが映画版で唯一引っかかった所です。
佐藤浩市って男前イメージありますやん。
佐藤浩市の娘が、
「あんたに似た顔なんか整形してやる。」
みたいな事言うんですが、
佐藤浩市に似てたら美人だろ!!
って思いました。

でもそれだけ。
それ以外は原作小説ファンにとって
文句なしの構成でした。
(ドラマ版も娘役は入山杏奈なので
整形うんたらかんたらでは悩まんやろ
と思います。)

後、新井浩文の諏訪も良かったけど、
綾野剛の諏訪も良い。

前編は大満足で御座いました。
こんなにお腹一杯になったら
後編がちょっと心配な位です。
ドキドキして後編待ちます。

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