『大器の器』の奥田大器は
水琴窟を中心に陶芸作品を作っています。
『壷八 八山窯』という信楽焼窯元の三代目です。
最近ブログを見た人から素性がよく分からないと言われましたので基本的な事、
誰がこのブログを書いているのか記しておきます。
本日は僕の作っている”水琴窟”のご紹介をさせて頂きます。
水琴窟というのはそもそも江戸時代の庭師が考案した庭を彩る装置です。(諸説有り)
“ししおどし”と同じジャンルの物です。
元々は地面に穴を掘り、そこに甕を埋めてその上に石などで水を受ける場所を作ります。
そこに水を流し水滴にして地面下の甕に落とします。その時の水滴の反響音を聴く装置です。
それを僕は地面に穴を掘らず、場所もそれほど取らず簡易に設置出来る水琴窟を信楽焼で製作しています。
“水琴窟”を本格的に設置しようと思えば工事が必要です。スペースも当然必要になって来ます。
又、水琴窟自体がとても特殊な装置ですのでそれ自体にも費用が掛かります。
以前調べると200万円から高い物になると1,000万円の設置費用が掛かる事が分かりました。
素晴らしい装置なのにその値段と手間ではあまりにも設置できる条件が限られてしまうと感じて
簡易設置出来る焼物の水琴窟を作ろうと思い今に至ります。
①庭園陶琴
(詳しくはこちら)
まず、この『庭園陶琴』です。
『大器の器』が作っている一番大きい陶琴です。
「陶琴」と言うのは『大器の器』が作っている陶製水琴窟の商標です。
うちで作っている全24種類の陶製水琴窟は全て”陶琴シリーズ”です。
この写真の様に上の鉢部分の植物に水をやって下さい。
その際に鉢中央部分の陶容器に水を満水まで入れてやって下さい。
そうすると”水琴窟”の音色が25分~35分の間響きます。
(全て手作りの為水音のする時間は個体によって多少の差が出ます)
その音です。こちらをどうぞ。
この「庭園陶琴」は『大器の器』が作っている陶製水琴窟で最大サイズのものです。
反響容器(上部鉢部分の下の陶容器)、水琴窟でいう甕の部分の体積を出来る限り大きくしました。
ですので水滴の反響音も『大器の器』の陶琴シリーズの中で一番響きます。
こんな風にお庭の気にいっている場所に置いて頂けると嬉しいです。
一番のお勧めは縁側や軒下の近くに設置して頂けると
水琴窟の水音も聴けて、そのお庭のランドマークにもなると思います。
【税込価格】
437,400円 (本体価格405,000円)
【納品期間】
ご注文頂いてから2ヵ月後
【サイズ】
幅:65cm/高さ:70cm
※庭園陶琴の底部分に水を抜く穴が付いています。水が溜まったらその穴から水を抜いて下さい。
その時の為の水受鉢もお付致します。
※『大器の器』が製作する陶製水琴窟『陶琴』シリーズは全て水を循環させる電気モーター類は
付いておりません。自然に落水する水音にこだわって製作しています。
お客様にはご不便と感じる方もおられると思いますがその点はご理解下さい。
※写真の庭園陶琴、上部鉢部分の植物は付属致しません。
お客様の好きな植物をご自由にお植え下さい。
【お問い合わせ】
電話0748-82-0186
※庭園陶琴の買い物ページです。こちらからどうぞ。
これが私(奥田大器)です。
こんな人が作っています。
【お知らせ】
①『陶琴』シリーズや当HPの商品に質問、疑問がございましたら遠慮なくお電話、eメールでご連絡下さい。
詳しくはこちらをご覧ください。
②実際に陶製水琴窟『陶琴』シリーズの水音を聴いて頂けるギャラリーも御座います。
詳しくはこちらをご覧ください。
【第5回TEIBAN Japan classico展『信楽』の詳細】
詳しくはこちらをご覧下さい。
コメント