TEIBAN展に参加する奥田大器です。
毎年開催していますTEIBAN Japan classico展『信楽』(以下TEIBAN展)が来年も開催する事が
決まりました。
このブログを見ているほとんどの方が「何やねんそれ。」とお思いでしょうから少し説明させて頂きます。
地場産地の製造メーカーが自社のブランド確立を目指し出展する会です。
ハイ、説明終わりです。目的は単純極まりない集まりです。
私、奥田大器は『壷八 八山窯』として第1回から参加しています。
来年の冬の開催で5回目になります。
上記写真は今年(第4回)の参加各社の記念写真です。
半分は奈良、半分は信楽です。
共同で開催しています。奈良は全県下の様々な地場産地から参加されています。
奈良は県の方針でブランド事業を推進しており行政としても力が入っています。
今年から信楽側も『滋賀』として参加する方針となりました。
今まで信楽焼物業界からしか参加していませんでしたが、
今回からは彦根仏壇や長浜ちりめん等からも参加される予定です。
これは二年前のTEIBAN展の私です。
その時はロクロを持ち込んで製作実演をしました。
今はもうしません。
正直、信楽の参加するメーカーは回を重ねる毎に少なくなっています。
最初は10社の参加でしたが今年(第4回)は5社でした。
普通こういうのって増えていくんですけど・・・。
考え方は人、会社其々ですので仕方ないと思います。
一週間信楽の仕事場離れて得がある程の経済的見返りは全くありません。
でも僕はこういった会、TEIBAN展が自社のブランド確立の第一歩だと思っています。
このTEIBAN展に参加したからといって売り先や取り扱ってくれる業者が見つかるわけではありません。
正直、一週間東京に遊びに行っていると思われても仕方のない現状です。
(場所は毎年東京でやっています。)
しかし僕はこの取組が自分や会社(壷八)、ひいてはこの『大器の器』に
+になると信じているので参加しています。
+にならない、もう必要ないと思った時点で辞めればいいだけの話です。
自分を”ブランド”化する。そして買いたいと思われる商品を育てる。
それで自立できる様になる。
とてつもなく困難な事だと思います。しかし一歩一歩なら近づいて行けると思います。
無論、一足飛びには無理です。
毎日の積み重ねの努力が必要だと思います。
ですので一年に一回のこの機会の為にTEIBAN展用の商品、見せ方を考えています。
そこで直にエンドユーザー(お客様)の反応を受けるわけです。
これは大きな接点です。なかなか自分だけでは持てない事です。
この意味の大きさをもっと考えなければならないと思います。
そうするとやっている人間こんな感じで仲良くなっていきます。
一週間東京で焼物の展示会をしただけでヒット商品やブランド化が出来る分けありません。
24時間、365日、流通、販売のプロはその事を考え仕事をしています。
僕たちがそんな人たちに太刀打ち出来る分けありません。
しかし作り手が”ブランド化”を考え流通、販売のプロもそれに呼応した動きが出来れば
お客様にもっと素晴らしい陶器の発展した提案が出来ると思います。
その為には作り手が魅力ある商品を作りブランドを確立させる。
その事が必要と確信しています。
作っている人間、製造側の意識を転換していかなければなりません。
その事を体感するためにもTEIBAN展に参加しています。
又、正直ブランド化、ブランド化と言っていますが実際はよく分かっていません。
だから参加するんです。
だから朝宮茶の業界も若手が連なって参加しているんだと思います。
接客している彼は朝宮茶農家「昇龍園」の服部君です。
毎回参加する度に確実に個人的ファンを掴んでいます。
着実にブランド化に一歩一歩近づいていると感じます。
負けてられへん。
御清聴ありがとうございました。
本日は失礼致します。
【第5回TEIBAN Japan classico展『信楽』の詳細】
場所 リビングデザインセンターOZONE(新宿パークタワー1F/アトリウム)
〒163-1001東京都新宿区西新宿3-7-1
期間 平成27年 2月19日(木)~22日(日)
※細かい詳細は決まり次第このブログ等で御報告させて頂きます。
まったく動いてないTEIBAN展『信楽』のブログのリンクも張っておきます。
こちらです。
同じく全く動いてないFBページのリンクも張っておきます。色々と決まり次第更新
していくと思います。
こちらです。
【『純朴陶芸家 創作 信楽 大器の器』からのお知らせ】
①『純朴陶芸家 創作 信楽 大器の器』では只今”敬老の日”ギフト特集を行っております。
お爺ちゃん、お婆ちゃんへのプレゼントに
を特集キャンペーンしております。是非お爺ちゃん、お婆ちゃんへのプレゼントにお考えください。
まだ、15日敬老の日当日へのプレゼント配送間に合います。
②『陶琴』シリーズや当HPの商品に質問、疑問がございましたら遠慮なくお電話、eメールでご連絡下さい。
詳しくはこちらをご覧ください。
③実際に陶製水琴窟『陶琴』シリーズの水音を聴いて頂けるギャラリーも御座います。
詳しくはこちらをご覧ください。
コメント