今日も水琴窟を作る
水琴窟陶芸家の奥田大器です。
毎日暑いですね。
ここ一週間が暑さのピークっぽいです。
暑いし湿度が高い。
そうなるとカビが生えます。
水琴窟の透水器の生素地(粘土状態)に生えてきます。
水をわざと通る様にする為
有機物を素地に練り込んでいます。
この暑さと湿気で白くなります。
表面にもまぶしているので夏場はこんな感じ。
陶土職人のおっちゃんが昔言っていました。
カビが出る程熟成させたら良い土だと。
粘土は元々有機成分も含まれているので長期保管しているとカビも出て来ます。
その方が挽くのにしっくり来るという人も。
透水器の形に押して仕上げまで保管します。
その間にこんな状態になります。
表面削って仕上げれば何も関係ないんですが。
試行錯誤と言うよりは四苦八苦して透水器の調土配合しています。
夏場にこのカビが出るのはいい感じなんです。
水が落ちる調整はまだまだ難しいです。
未だに調合物も色々と試しています。
季節、窯内の状態、他諸々、
それらで簡単に変わります。
“安定”させる事に必死です。
【大器の器Ch】
陶琴の違いを話します。