巨大な鎌が二つ。
機械ロクロで大きな水鉢も作れます。
純朴水琴窟陶芸家の奥田大器です。
機械ロクロって重要です。
2尺からそれ以上直径がある物も機械ロクロで作ります。形、製作時間等が手で引くより安定します。どちらかが優れているとかそういう話ではありません。焼物の作り方には色々あります。それこそ3Dプリンターを使う時代にもなって来ています。
技術の進歩と共にこれからも色んな成型方法が生まれると思います。
うち(壺八)はこの石膏型と機械ロクロが主たる製造手段です。直径2尺の水鉢も写真の様な感じで作っていきます。この型、土も入っていますのでかなり重いです。慣れてない人が持ち運びしたら簡単に腰をいわします。
うちの職人さん簡単に持ち運びします。腰どうなってるねん。
この大きな水鉢を作るのもコテが重要です。コテの刃が甘ければしっかり形が出ません。又出ても時間が掛かります。そして物が大きいのでコテ自体の重さも必要です。
重量が無いと土に持っていかれてブレます。
これは小さな急須の胴体を作るのも同じです。コテは刃と重さがとても大事です。
大壺の石膏型です。
大壺もこの機械ロクロで作ります。
これも重い。
本日のラジオではこの写真の事を喋っています。何でしょう?ティーポットの蓋です。
蓋にも色々な形があります。仕上げの削り方がそれぞれ違います。
初めてで焦ったという話です。
【陶琴Presents 水沁み出しラジオ】#20
蓋を削る…初めての形