純朴水琴窟陶芸家の奥田大器です。皆さん元気ですか。
本日も元気にやらせて頂いております。小丸陶琴の共鳴部分、胴体が乾燥して参りました。本日のYoutubeラジオ「大器の器のファントムラジオ」でこの水琴窟、陶琴達を作るきっかけを話しております。一度思い出し初心に帰ろうと喋りました。
16年前、正直に言います。そこまで深く考えていませんでした。そんな大層に考えてはいませんでした。これは新商品として面白いやん。そんな感じだったと思います。
しかし16年が経ちました。何度も失敗しました。旅館の門前で追い払われました。騙されそうになりました。色々ありました。
その中で水琴窟、陶琴を何の為に作るのか。壷八が水琴窟を作る意味。大器の器が陶琴を扱う性根。いろんな事を考え、そして人に説明出来ないとアカンと解りました。
今も失敗はします。
これは恥ずかしい失敗ですが。
こんな時節ですから尚更考え込んでしまいます。陶器の仕事とは何をする為の物なのか。陶器屋が陶器で水琴窟(陶琴)を作り販売するという事。それは結構幸せなんだと感じています。
普通の日常。仕事や生活が普通に送れる。その前提が引っ繰り返る現実が現れる。それら全てを含めて尊い人生を送っている。
普通に生活して、普通に水琴窟を作り、普通に陶器工場に入っている。噛み締めてやっていきたいと思います。
【大器の器のファントムラジオ】#6
水琴窟(陶琴)を作るきっかけ