陶芸メーカーにとって土練機は命綱。どうも純朴土練機陶芸家の奥田大器です。土が練れなければ一歩も前に進めない。
大事なんですよ土練機。超大事。今日ブログで書く土練機以外にもっと沢山土練機持っています。陶器メーカーには沢山の土練機が稼働しています。
年代物です。うちの爺ちゃん(先代)の時代から動いています。俺が幼稚園の頃には確実に有った。
土が出て来る口です。うちは一本大きく出しています。この形状が使い勝手がいい。大物、中物、小物、どんな大きさの陶芸商品にも応用出来ます。
こんな大きさの水鉢もこの土練機から出した”紐”を元にして作っています。そして片手に乗る食器類もこの土練機からの土で作れます。
“大きな壺”を使った芋ふかし器なんかもこの土練機の紐から作ります。
そうです、どんな製作技術も土練機からの紐から始まるのです。いや、土の混合からか?取り敢えず土を練って製陶出来る状態にする事からが重要です。
「土練が8割。」と言い切る陶芸家さんもいます。
ここで水の分量を誤り粘性が緩くなりすぎたり、硬くなりすぎたり、そうなると厄介です。もう出来る気がしない…。
(株)壺八…この半世紀近く使っている土練機から様々な陶芸商品を作ります。
【大器の器Ch】第449話
土練機があればどんな焼物も出来る